なぜ鳥は感電しないのか?

電線に、スズメが三羽とま~ってた♪それを猟師が・・・

この歌を聞いたことのある方、多くいらっしゃると思います。

心和む風景を表現した歌ですが、そもそも電力会社が電線に触れると感電するのでとても危険です!と注意を呼びかけているのに、鳥はどうして感電しないのでしょうか?

例をあげながら解説したいと思います。

気ままに写真館
引用元:気ままに写真館

 

鳥も人間と変わらず感電します

鳥が感電しない動物だから?

そんなことはなく、鳥も人間と同じように感電します。

鳥が感電しない例感電する例をイラストを元に解説します。

東北電力
引用元:東北電力

・感電しない例(図左)

1本の電線にとまっているだけでしたら、鳥が感電することはありません。

また鳥だけでなく人間が電線にぶら下がったとしても、1本の電線にぶら下がるだけであれば感電することはありません。

感電する例(図右)

図右のように2本の電線に鳥が触れてしまえば感電します。

これは鳥に限らず人間も同じです。

どうして1本の電線に触れているだけなら感電しないのでしょうか?

 

鳥が感電しない理由は?

電線には電気が流れています。

1本の電線内を電流が左側から右側に向って流れていたとしましょう。

電線の上に鳥がとまっても、電流はそのまま電線内を流れます。

電流が鳥の体内を流れることはありません。

中国電気保安協会
引用元:中国電気保安協会

電気は水を例に説明されることが多いのですが、電流は水と同じく高い方から低い方へと流れるのです。

川を例に説明すると、イメージしやすいかもしれません。

川の水は上流から下流へと流れます。

川の真ん中に大きな岩があったとしましょう。

川の水は岩を避け、抵抗の少ない水路を使って下流へ流れて行きます。

電線が川、電流が川の水、電線にとまる鳥が岩と考えてください。

電線内(川)を電流(水)が流れています。

その電線(川)に鳥(岩)があったとしたら、鳥の体内には抵抗が生じますので電流は抵抗の生じない電線内を流れます。

こうして鳥は電線にとまっても感電しないのです。

 

人が電線に触れるケース

凧あげのシーズン(お正月)には電力会社の注意広告を目にしますよね。

凧が電線に引っかかった場合は、絶対に自分で凧を取ろうとしてはいけません。

ラジコン飛行機が引っかかったりした時も同じです。

長い棒を使って、電線にイタズラすることもダメです。

一般的に街の中で見る電線には66,000Vの電流が流れています。

その電流に人間が触れるととても危険です。

感電死に至る可能性が高いですから、絶対に電線に触る行為は避けてください。

 

前段で鳥が感電する例を説明していますが、二本の電流にまたがって触れた場合は人間も感電します。

関東電気保安協会1
引用元:関東電気保安協会

二本の電線には電圧の差が生じています。

先ほど水を例に話をしましたが、電気は高い方から低い方へ流れ始めます。

二本の電線に電圧の差が生じていますから、電気が高い方から低い方へと人間の体を通じて流れ、その過程で感電するのです。

 

また、別の感電する例を紹介します。

関東電気保安協会2
引用元:関東電気保安協会

この例は、電気の流れる電線と電気の流れない地面との二つに体が触れているケースです。

地面には電流が流れていませんから、電線と地面には電圧の差が生じています。

人間の体を通して電線(高い方)から地面(低い方)へ電気が流れ感電するという仕組みです。

 

電線に引っかかった凧を長い棒を使って取ろうとしたらどうなるでしょう?

凧を取る棒と人間の体が地面とつながり、電気は電線(高い方)から地面(低い方)へ流れて感電します。

自分の力で凧をとるのはとても危険ですから、お近くの電力会社へ通報してください。

 

東北電力2
引用元:東北電力

鳥が電線にとまっているだけでしたら感電することはありませんが、巣を作ったりすると感電する可能性が高くとても危険です。

また鳥が感電したことで、お住まいの地域が一斉に停電することもあります。

電線に何かしらの異変を見つけた時は、すぐにお近くの電力会社へ通報するようにしましょう。


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One Response to “なぜ鳥は感電しないのか?”

  1. 光井教真 より:

    学生時代に先生にしっつこく言われてたことがあります。
    電圧は流れるんじゃなく 加わるんだと  

    本文  人が電線に触れるケースの中に
    <電線には66,000Vの電流が流れています> と6600Vは電圧であり電流ではありません ですのでここは訂正したほうがいいのではないでしょうか

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