なぜ金融緩和で円安になるのか?

金融緩和がされると円安になります。

現に2012年の段階では76円台だった相場でしたが、今では100円台を推移しています。

これは安部政権の誕生が原因です。

しかし、「いったいなぜ円安になるのか?」理由が分からない人が多いと思います。

金融緩和されると円高になりそうなイメージですからね。

今回はこの金融緩和について説明したいと思います。

 

そもそも金融緩和とは何か?

金利を下げて通貨供給量を増やし、経済活動を刺激すること。
モノの売買や生産が沈滞する不況のときに行われる金融政策。
引用:Weblio辞書

要するに日本中央銀行が、それぞれの銀行に貸し出す金利を下げることです。

そうすれば銀行はお金を借りやすくなります。

お金を借りた銀行は、そのお金を今度は企業や個人に貸すようになります。

そうなることにより企業は雇用を増やすだろうし、失業者は職を得て給料で何か美味しい物を食べようとします。

つまり経済が活性化するのです。

このような連鎖反応を狙った政策が、金融緩和なのです。

 

経済が活性化したら円高になるのではないのか?

企業や個人にお金が行きわたり、雇用や消費が増えたら逆に円高になりそうですよね?

ここが少し誤解しやすいところで、この場合は中央銀行が下げた「金利」に注目しなくてはいけません。

これを野菜に例えると分かりやすいと思います。

野菜は豪雨が続いて、不作となれば希少性は高まります。

なにせ数が少ないからです。

逆に豊作なら希少性が低下するので、野菜の値段は下がります。

これと同じ原理で、通貨は大量に刷ればその価値は減少します。

つまり円安になるのです。

 

金利が下がるなら、投資価値はあまりなくなる

銀行の金利が下がる、ということは日本円で資産を保有する意味があまりないことを意味します。

預金するにしても、外貨預金の方が高金利なため、そちらにお金が流れやすくなります。

実際、定期預金ならカントリーリスクの懸念はありますが、「ブラジルレアルやトルコリラなど」高金利通貨の方が魅力的です。

要するに金利の高い通貨で運用しないと投資家達は儲からないので、彼らが円を売って他の通貨に変えるのです。

これも円安を進める要因の一つです。

 

金融緩和は、実際の国際競争力とは関係ない

テレビや新聞ではアベノミクスが、「バブルの再来だ!!」といった論調で語られていたりします。

しかし、安部政権のこの金融緩和も他の政策も、すべては「血流を整える」のが目的です。

根本的な経済力とは、関係がありません。

勘違いしてはいけないのが、国際競争力が上がったわけではないことです。

シリコンバレーのような街が大阪にあるわけではありませんし、中国のように安く物を作れるわけではありません。

経済力のキーワードは国際競争力なのです。

経済の動きは本当に複雑で勘違いしやすいと思います。

一つ一つ、丁寧にひも解いて行く必要がありそうですね。

 

さて、金融緩和をして日本は息を少し吹き返したわけですが、これからの日本は多くの課題に直面すると思います。

その課題とは、「国際競争力と個人のありかた」についてです。

現段階ではできるかぎり、景気を刺激して経済を活性化し続ける必要はあります。

しかし、それだけではいけません。

国際競争力をなんとかしないといけないのです。

その方法は国営のコングロマリット企業を作って、一部のエリートのみが恩恵を受ける仕組みを作ることなのかもしれません。

あるいは既得権益を倒して、超競争社会を生むことなのかもしれません。

方法論は不明ですが、いつか強引な行動に出なければいけない日はきます。

そうでないと、日本は立ちゆかなくなってしまうからです。

そして、それに伴い誰もがこれまでの考え方、高度経済成長期から引きずり続けた、「日本人の価値観」を捨て去る局面に遭遇するのだと思います。

今までは終身雇用があり、組織に入るのが安全策でしたが、これからは「組織を転々とする」あるいは「完全に個人で働く」ことが当たり前になります。

すでにヨーロッパでは外国で働くのが当たり前ですが、日本もそのようになると思います。

外国で働いたり、複数の仕事を持つ人が、続出すると思います。

また、仕事のスタイルが変われば考え方も個人主義化してくるので、「国と個人は別だよね?」なんて考え方が若い人を中心に広がるのだと思います。

つまり、政治へのドライで鋭い目線を持った若者が増えることを意味します。

そうなると、今までのような政治ではうまくいきません。

今後の日本について、みなさんはどのように考えますか?


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