なぜヒトの女性は口紅をぬるのか?

ほ乳類の動物の中でも、ヒトは大変特殊な文化を持っています。これらの文化は、ヒトが代を重ねるにつれ少しずつ積み上げ積み上げ獲得してきたものです。そのような数ある文化の中の1つに、女性の化粧があります。

肌をきれいに見せるファンデーションや、眉をくっきり美しく見せるアイブロウなど、化粧のアイテムとして、使用している理由がわかるものはいいのですが、ここで考えたいものが1つ。口紅です。

なぜ、ヒトの女性が化粧をするとき、赤い口紅をさすのでしょうか。

実は、これには人類が文化を獲得しすぎてしまったゆえの結果であると言われています。ほ乳類の中でも、ヒトに最も近いといわれている動物のなかまにサルがあります。メスのサルが発情すると、おしりが大きく膨れ上がります。そして色が真っ赤になり、遠目から見ても「あのサルは発情している」とわかるようになります。

オスのサルは、この発情したメスのおしりを見て、性行動を必死に起こそうとするのです。おしりが赤くないメスのサルをオスのサルが見ても、特に何もしません。このことから、オスが性行動を起こすために、メスのおしりをいかに目立たせるかということが重要になります。

サルと近い生物である人間は、長い時間の間に恥辱という感情を獲得し、寒さなどから身を守るために服を着るようになりました。すると、メスが発情していることを表わすことができる器官のおしりが隠されてしまうことになったのです。

これは動物にとっては大問題です。

メスにとっては、オスを発情させることができないと、種族が絶えることになってしまうからです。そのため、オスにとって最も目がいく場所である顔の中に、発情を表す赤を取り入れることになったのです。これが口紅の始まりです。

口紅とは、女性が発情していることを表わす道具の1つであったわけです。


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